ビジネス英語の単語は使い分けなきゃダメ!
ビジネスシーンで英語を使う場合、一見同じ意味の単語でも、ビジネスシーンのフォーマル度に応じて、適切な表現を使い分ける必要があります。
特に、英文メールやフォーマルなレターなどを作成する際は、英単語の使い方で相手に伝わるニュアンスが大きく変わることもあります。
間違った使い方をすると、失礼な印象を与えたり、直接コンセンサスを得た場合でも、その後のやりとりで誤解を招いてしまうかもしれません。
そこで今回は、最低限ビジネスシーンで使い分けたい動詞の英単語を7つご紹介します。
実際にビジネス英語を使っている方は、ビジネスシーンでいくつ使い分けできているか、セルフチェックしてみましょう。
※左から右にフォーマル度が上がっていきます。
ビジネスシーンの基本英単語1.見分ける|see → note/recognize → identify
We have been contacted many times in the past about the bug and have analyzed it, but we cannot identify the cause.
訳:過去何度か、不具合の連絡を受けて解析したが、原因を特定できない。
ビジネスシーンの基本英単語2.買う|buy → acquire/purchase → procure
Thus it became possible to procure materials at a low cost from the local company.
訳:現地企業から安価な材料調達が可能となった。
ビジネスシーンの基本英単語3.変更する|change → adjust/alter → modify
Please review it and modify as needed.
訳:確認して必要に応じて修正してください。
ビジネスシーンの基本英単語4.始める|start → commence → launch
I am going to launch a business next month.
訳:私は来月起業します。
ビジネスシーンの基本英単語5.着手する|begin → undertake → embark
Given these conditions, SMEs need to embark on expanding overseas while having a clear understanding of the risks and challenges involved.
訳:こうした現状を踏まえ、課題やリスクを見極めながら、海外展開に取り組むことが求められます。
ビジネスシーンの基本英単語6.終わる|finish → conclude → terminate
I’d like to terminate the contract next month.
訳:来月で解約したいと考えています。
ビジネスシーンの基本英単語7.予想する|expect → predict → forecast
We have revised up our financial result forecast for the third quarter.
訳:第3四半期の業績予想を上方修正しました。
ビジネス英語おすすめ勉強法
ビジネス英語と一般的な日常英語の動詞の使い分け方はわかりましたか?
それぞれ説明をすると難しいのですが、日本語で目上の方に尊敬語を使うような意味合いと似ていると考えてください。
ビジネスシーンの英語表現や英単語は、まずは丸暗記が必要ですが、使い分けのシーンをイメージできなければ、なかなか使いこなせません。
そこでおすすめなのが、日本企業の英文IRレポートです。
実際に、ビジネス英単語が使われている資料を見ることで、ビジネスマンとしての勉強にもなり、一石二鳥です。
特に、海外での資金調達に積極的な企業のIRレポートは質が高いと言われています。おすすめの日本企業は下記をご参照ください。
英文IRレポート1.ソフトバンク株式会社
ANNUAL REPORT 2014 | About Us | SoftBank
ソフトバンクグループのレポートは、ビジネス英語の質が圧倒的に高いと言われています。
英文IRレポート2.株式会社セブン&アイ・ホールディングス
英文IRレポート3.トヨタ自動車株式会社
Toyota Global Site | IR Library
英文IRレポート3.KDDI株式会社
IR Documents | Investor Relations | KDDI CORPORATION
英文IRレポート4.オリックス株式会社
各社ともPDFでのレポートダウンロードが可能なので、英語や経営の勉強にはもってこいですね。
上記企業は一例なので、あなたが所属する企業や競合他社のレポートを読むこともあわせておすすめします。
冒頭でお話したビジネスメールやレターには、件名、宛名、本文、結びに決まった書き方があります。こちらはパターンになっているため、以下を参考にして覚えてしまいましょう。
参考:
英文ビジネスメールのパターン別件名、宛名、本文、結びの書き方
Photo:flickr