英語力向上のためには読む、聞く、話す、書くが重要!
毎年年始に、「英語を勉強するぞ!」という目標を立てたこと……、ありますよね。
お正月になると、今年の目標に英語の習得を設定する方が多いこと、多いこと。それを利用してなのか、年末年始の雑誌では、必ず英語特集が組まれます。
そして、まんまと乗っかってしまい、参考書を買い漁り、周囲にも「今年こそ英語をやるぞー!」と宣言するものの、徐々に失速し、参考書がお蔵入り……、よくある失敗パターンです。
とある出版社の方から聞いたお話ですが、雑誌媒体では年明けと新年度に必ず英語特集を組むそうです。
なぜかと言うと確実に売れるからです。
年明けは、1年の目標として「英語を頑張ろう!」と思う方が多く、新年度は、転職、部署異動・配置転換等があるので「英語やらなきゃ!」と思う方が多いからだそうです。
多くの人はただ漠然と「英語が話せたらいいなぁ。」しか、考えません。ところが、英語学習は、明確な目的意識がなければ継続が難しいのです。
私たちは日本語の「聞く、話す、読む、書く」を普通に行っていますが、英語の「リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング」と言われると身構えてしまいます。
英語を勉強すると言っても、全て同時に勉強できるわけでも、身につくわけでもありません。
特に英語初級者にとっては、同時学習は難しいことです。そのため、それぞれ分けて、勉強しなければいけません。
そこで今回は、「リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング」それぞれに適した英語学習におすすめなサイトをご紹介したいと思います。
聞く(リスニング)が身につく英語学習サイト
まずは、英語を聞く(リスニング)勉強です。英語にかぎらず、語学習得に最適の方法は耳を鍛えることです。
私たちも、子供の頃から日本語を耳から聞いて覚えましたよね。最初は何を言っているのか分からなくても、耳を慣らしていくことが重要です。
TED【Technology Entertainment Design】
参考:TED
「TED」とはアメリカの非営利団体が運営する、世界有数の著名人達のプレゼンが見られる動画サイトです。
過去にはスティーブ・ジョブズやビル・ゲイツ、クリントン元大統領等が登壇しており、現在行われているカンファレンスの中では、世界最高峰の質を誇るものです。
スクリプトや翻訳も公開されており、世界中で英語学習のために使われています。もちろん、英語のリスニングだけではなく、ビジネスプレゼンテーション方法の参考にもなります。
TEDのおすすめ動画は以下でもご紹介してますので、参考にしてください。
参考:
リスニングや英語表現に最適なTEDのおすすめプレゼン動画5選
集中力が続く!5分以内で見られるTED人気動画5選
話す(スピーキング)が身につく英語学習サイト
続いて、英語を話す(スピーキング)勉強です。最近は、Skypeや各種メッセンジャーを使ったオンライン英会話が定着してきました。
自宅にいても気軽にネイティブスピーカーと話ができ、自然とスピーキング力を付けることができます。
DMM英会話
参考:DMM英会話
「DMM英会話」は、1レッスン99円~という格安料金と世界60カ国以上の講師を選べる点で、オンライン英会話業界では、頭ひとつ抜けている感じがします。
ネイティブではない国の講師も多いのですが、逆に言えば、世界中のさまざまな国で自分の英語力が通じるか、という腕試しができると考えると、使いどころは広がるでしょう。
特に日本にいて英語を勉強する場合は、英語を話す場所が必要です。空いた時間を少しでも活用して、とにかくアウトプットできるようにしましょう。
もちろん、DMM英会話が合う合わないはあるので、オンライン英会話のメリットとデメリットを押さえてから、他のオンライン英会話サービスを選んでもOKです。
参考:
オンライン英会話を体験してわかったメリットデメリット
読む(リーディング)が身につく英語学習サイト
続いては、英語を読む(リーディング)勉強です。英語ニュースサイトはたくさんありますが、最初から難しいニュースサイトを使うと、すぐに飽きてしまいます。
そんなあなたには、ニュースを一つ一つ分解して、読みながら学んでいけるこちらのサイトがおすすめです。
NHKニュースで英会話
参考:NHKニュースで英会話
「NHKニュースで英会話」は、毎日一つ時事ネタのニュースから英語を学んでいけるという、初級者が英語学習しやすいサイトです。
紹介されている英文の横に和訳も表示されており、センテンス、キーワード問題を解くことで、ボキャブラリーも身につきますし、辞書を引く手間も省けます。
英文を理解したら、そのまま動画を再生して(ログインが必要)、リスニングの勉強につなげても良いでしょう。
時事ネタを勉強しながら、リーディング、リスニングを学んでいけるので一石三鳥です。
NHKはニュースを英語で聞くことができるアプリを用意していますので、合わせて活用するとより効果的でしょう。
書く(ライティング)が身につく英語学習サイト
英語を書く(ライティング)勉強です。英語を話したり、聞いたりはなんとかなるけど、書くのは全然……。スペルミスや、文法ミスが直らない方も多いでしょう。
最近は、英語学習にパソコンを使う方も多いと思いますが、そんな方におすすめなのは相互添削SNSです。
Lang-8(ランゲート)
参考:Lang-8
「Lang-8」は、現在190カ国、約70万人に利用されているグローバルサービスで、さまざまな外国語で書いた文章を、その国のネイティブが添削してくれるサービスです。
単純に英語の添削をしてもらうだけではなく、相互添削サービスなので、外国人が書いた日本語をあなたが添削することもできます。そうすると、簡単に外国人の友達もできる!という寸法です。
総合力が身につく英語学習サイト
さて、語学の基本である「リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング」という4つの視点から、英語学習に最適なサイトをそれぞれ見てきましたが、最後にトータルで英語力を鍛えてくれる総合型サイトをご紹介します。
イングリッシュセントラル
参考:イングリッシュセントラル
「イングリッシュセントラル」は、10,000本以上の動画を見て、学んで、話す、という流れで作られているサービスで、世界中で50万人以上の会員がいます。
著名人のインタビューやタイムリーなニュース映像など、興味のある分野の動画を見ながら、バイリンガル字幕等を使い、効果的に英語学習ができます。
英語を習得したい方は、ついネイティブの発音を意識しがちですが、イングリッシュセントラルはノンネイティブの動画も多く、「流暢でなくても伝わる英語」という観点で見るのも面白いと思います。
大事なことは、完璧な英語を話せなくても相手にきちんと伝わること、伝えようとすることです。
リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングにおすすめなサイトまとめ
「聞く(リスニング)、話す(スピーキング)、読む(リーディング)、書く(ライティング)」の各パートに分けた、おすすめの英語学習サイトをご紹介しましたが、どれも英語初心者レベルから気軽に始められるサイトばかりです。
英語を勉強したいけど、どれから手をつけていいか分からない……そんな方は、まず今回ご紹介したサイトやサービスを使い倒してみてください。
英語学習は、何よりも継続が大事です。最初からあまり気合を入れすぎてハイペースで始めてしまっても、なかなか長続きしません。
自分のレベルとペースで始めて、長く続けられる勉強方法を見つけられれば、楽しく、苦労せずに、ある程度の英語を習得できるはずです。
まずは、気軽に始めてみてください。