英語ができなきゃ海外では働けない?
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など、語学の習得は全く関係なく、海外で働きたいと思っている方はいますよね。
もちろん、海外で働くためには言葉の習得が必要です。それも、必要最低限英語を話せなければいけません。
そのため、「まぁ、とりあえず英語だよな……。」と考えます。
たとえば、英語がよく使われる身近な国、地域としては、東南アジアが思いつきます。英語を学ぶためにも、また、海外で働きたいという夢を叶えるためにも、私が知る限り、一番ハードルが低い地域が東南アジアです。
もし、東南アジアで働いてみたいと思った方は、「どのくらいの英語力があれば、大丈夫なんだろう?」このような疑問を持つはずです。
では、実際問題、TOEIC換算で何点あれば、海外で働くために十分なのでしょうか?
結論としては、TOEICのスコアは関係ありません。
仮にTOEICが300点でも、東南アジアで働くことができます。実際に働いている人も数多くいます。
今回は、私自身の経験に基づき「なぜ海外(東南アジア)で働くのにTOEICのスコアが不要なのか」を説明したいと思います。
理由1.TOEICでスピーキング力は計れない
TOEICにはスピーキング力が計れないという問題点があります。
しかし、実際に海外で働くため、コミュニケーションを取るためには、外国人と話ができなければいけません。
つまり、どんなにTOEICスコアが低くても、実際に英語を話せる人が重宝します。
そして、TOEICで800点以上取っている人でも、外国人に対して、英語を全く話せない人もいます。
理由2.完璧な英語は必要ない
TOEICは減点方式です。間違った回答をしたら点数が下がりますね。
一方で実務ではどうでしょうか?
東南アジアに限ったことではないですが、英語を間違ったからといって大きな問題は発生しません。もちろん、時と場合によりますが、日常業務中に間違った英語を使っても大きな問題はないはずです。
大切なことは、相手に伝わる会話をしようとするです。
私は、海外で働くことで、数多くの非ネイティブの方と会話をしました。英文法や英単語を間違っている人もいれば、やたらジェスチャーが多い人もいます。
でも、私たちはコミュニケーションを取ることができました。たとえ、英文法や英単語を間違っていても、相手の意図が分かれば問題ありません。
実務において完璧な英語は重視されません。完璧な英語を話そうとして、何も話せなくなる。これが一番悪いパターンです。
理由3.TOEICを気にするのは日本人と韓国人だけ
日本にいると、「TOEIC=英語力指標の標準」のように感じる方は大勢いますが、実はそうではありません。
TOEIC受験者の8割が日本人と韓国人です。海外の学生が英語を勉強する場合、おもにTOEFLやIELTS対策を目指しています。
TOEICは、スピーキング力を計れないという問題点がありますが、TOEFLやIELTSはスピーキング、リスニング、ライティング、リーディングに分かれていて、総合的な英語力を評価します。
つまり、海外(東南アジア)で現地企業に就職する場合、TOEICは武器にならないということです。TOEICは、就職以外には、あまり使い道はないですね。
海外で働くのにTOEICのスコアが不要な理由まとめ
極端な話をすると、海外で働くためには、TOEICスコアは0点でも構いません。
そのため、英語の勉強をすることなく、単身で海外に行っても構わないのです。
もちろん、TOEICスコアが高いほど、英語に対する慣れが高いことは事実ですし、どちらにしても、実践形式の英語力・英会話力は、身につけていかなくてはいけません。
TOEICが完全に無駄という訳ではないですが、実践形式の英語力・英会話力を付けるためには、どのような形でも構わないので、現地でコミュニケーションを取るための行動力が必要です。
今の段階では、海外で働きたいわけではないけども、将来を見据えて必ず英語を話せるようになりたい!という方は、将来を見据えた勉強をするように心がけましょう。
私は、英語を話したい!という方には、短期間でも海外留学に行くことをおすすめしています。理由は、英語を話すための基本的な考え方が身につくためです。
以下をご参考に。
参考:
1週間の短期語学留学でも英語力がアップする3つの理由
Photo:Exam By albertogp123